いつかの思考のための箱

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2019年を振り返りつつ、2020年にやりたいことを書く

 2020年が始まり早2週間が経とうとしているが、改めて自分の2019年を振り返りつつ、今年の方向性を考えていきたい。

 

 個人的2019年10大ニュースを元に振り返りながら今年の目標を設定する。

 

 個人的2019年10大ニュース!

 10位… 社会の授業のクラスファイナルのエッセイで100点を取る

 9位… 大学入試に落ちまくる

 8位… 改めてあんまり人が好きじゃないと気付く

 7位… 3ヶ月連続でカタリ場の授業の企画運営に携わる

 6位… 団体を立ち上げる

 5位… 高校を卒業する

 4位… 高校時代の恩師が亡くなる

 3位… NPOでインターンを始める

 2位… ベンチャーでインターンを始める

 1位… 大学進学を決める

 

 

 ・10位:社会の授業のクラスファイナルのエッセイで100点を取る

 これはタイトル通りなのだが、カナダの中でも僕の留学していたアルバータ州は国内でもトップクラスに成績基準が厳しい。その厳しさ故、お金に余裕のある留学生は最終学年だけ他の州へ行くほどだ。大学にアプライする際、アルバータ州の学生は加点されるとも言われる。そんな州の公立高校にいたわけだが、Social Studies(日本で言う政治経済+歴史の授業)が僕は好きだった。中でもB先生(仮名)という好きな先生がいた。留学直後のGrade 10の時代にSocial Studies 10-1(-以前は学年、-以降はレベルで、1をトップとして3まである。)を教えてくれたのがこのB先生である。B先生は評価が厳しいことでも有名で、この先生の授業を避ける学生は少なくない。そんなB先生は世界有数の名門大学、トロント大学を卒業し、大学院にも進んだ頭のキレる先生だ。そんな先生のクラスを最終学年のGrade 12で再び取ったのだが、有終の美を飾りたくて必死に食らいついた。セメスター前半は成績100%を維持していた。後半に80%まで下げてしまったが、それでも申し分ない成績であっただろう。そんなクラスの最後のエッセイで100点を取ったことは過去になく、未だに机に飾っているほど僕にとっては嬉しい出来事だった。

 

・9位… 大学入試に落ちまくる

 これは1位の「大学進学を決める」で記述。

 

・8位… 改めてあんまり人が好きじゃないと気付く

 そう、僕は人があまり好きじゃない。薄々気づいてはいた。中学校でも高校でも友達は決して多いタイプではなかった。というのも、社交辞令とか建前とか意地・見栄の張り合いが凄く嫌いだった。高校時代も自分を貫いた結果、留学先にいた日本人の友だちは最終的に0になった(諸説あり)。

 カタリバにジョインして以降も顕著にそうした課題はあった。エモーショナルにコトを進める人、先輩だからと気負って僕をコントロールしようとする人、いろいろな人がいた。多くの問題は「対話」をしなかったことが原因であるが、人付き合いは基本的に得意ではない。どうも疲れてしまう。(楽しい時ももちろんある。)

 とは言え、人は結局1人では生きていけないので協働する力が必要であると感じてはいる。チームビルディングだとか、コーポレーションとか、越えるべき課題を見つけることは出来た。2020年はこれらに対して挑戦し、失敗しながらも自分なりのスタイルが見つけられる年にしたい。

 

・7位… 3ヶ月連続でカタリ場の授業の企画運営に携わる

 こちらはカタリ場でのお話。外部からカタリ場にジョインした初のインターンとして職員さんもおそらく対応に困ったであろう僕なのだが、恵まれたことに右も左も分からぬまま学校企画のチームに入れてもらい、8月は副リーダー的なポジションとして、9・10月はPMとして企画運営に携わることが出来た。高専、定時制高校、カトリック系私立高校といずれも特色のある学校であったが、これらの企画作りを通して身についたことも多くあった。特に自分がPMとして企画運営を行った時に仲間の重要さを思い知った。9・10月と企画チームには責任者を務める上長であり職員さんと僕の2人だけと、実質1人で企画作りをしていたわけなのだが、とは言っても自分ひとりだけで完結していることなどそう多くはない。色々な人の協力や支えの元で成り立っていることだと痛感した。結果的に現場当日に涙するのだが、ここで僕は真人間になるためのドアを1つ開けた気がする。

 

・6位… 団体を立ち上げる

 インプットの機会はわりと多くあったので、自分でアウトプットの場を作りたいとお思い。学生団体という形で団体を立ち上げた。1度イベントの開催にも漕ぎ着けたのだが、それ以降は団体のより詳しい部分や具体的な方向性などをめちゃめちゃ迷い始めて半ば冬眠中。2020年は団体名・理念・活動を刷新して成人したタイミングで法人化(恐らくNPOまたはLLC)を目指したい。

 

・5位… 高校を卒業する

 はい。すでに遥か前の記憶で忘れ始めているが、僕は2019年の6月に高校を卒業した。日本の高校に入学した時はまさかカナダで高校卒業するなんて思いもしなかったが人生とは何が起きるかわからないもので、国外で高校を卒業した。

 

・4位… 高校時代の恩師が亡くなる

 年末にショッキングなニュースだった。日本の高校時代の担任の先生で、僕が留学するきっかけを作ってくれた先生だった。高1の4月の面談時点で上野は海外に行った方がいいと言われ、漠然と海外を意識し始めた。不登校になってからも親身に支えてくれて、中退を決めた僕に学校説明会でプレゼンの機会までくれた。卒業してカタリバにジョインして。報告したいこと、感謝したいことが山のようにあったが、僕が初めてカタリ場でPMとなった9月に先生は自ら命を絶ってしまった。
 凄く悔しかったし、今まで何のために頑張っていたのか本当に分からなくなった。学校とも関わる機会があったが、先生という存在に会ったり、話したりすることがストレスに感じていた。

 ただいつまでもしょげてはいられない。僕には前を向く必要があると思い、2月から知り合いの紹介でTeacher Aidの勉強会に参加させてもらうことになった。恐らく団体での活動も関係してくると思う。

 

・3位… NPOでインターンを始める

 ギャップイヤーを取る理由となった出来事。高校卒業して夏休みを挟んだ9月に大学生になることが漠然と不安だったのと、それがよく分からなかった僕はギャップイヤーを取ろうと決めたものの、何をすればよいか分からず、縁もありカタリバでインターンをさせてもらうことになった。

 エントリーした時に持っていたwillを100%実現できているわけではないが、これからも持っているミッションに真摯に向き合って必要不可欠な存在に成長したい。 

 

・2位… ベンチャーでインターンを始める

 カタリバの縁でOBの務めるベンチャーでインターンとして働かせてもらっている。仕事内容は決して楽ではないが、数字とのシビアな戦いをしなければならない、NPOではなかなか味わえない経験を積ませてもらっている。昨年は大きな貢献をすることが出来なかったので、今年はしてもらっている側から、会社に貢献できる存在になりたい。

 

・1位… 大学進学を決める

 ついに1位。そもそも大学進学を迷っていたこともギャップイヤーを取ることを決めた理由の1つなのだが、色々考えた結果、国内の複数の大学を受験した。9位で大学に落ちまくると話したのでそこにも触れていきたい。

 

以下が受けた大学

筑波大学(地球規模課題学位プログラム/社会・国際学群)

 地球規模課題学位プログラム入試・帰国生徒特別入試

慶應義塾大学(総合政策学部)

 AO入試・海外帰国生入試

立教大学(社会学部社会学科)

 自由選抜入試

東洋大学(社会学部社会学科)

 海外帰国生入試

 

 さあ、どの大学に落ちなかったでしょうと言いたいところだが、1校しかないので単刀直入に言うと、東洋大学社会学部のみ受かった。

 いやー大誤算。日本の受験を舐めていたのが正直な感想。もっと真面目に書類を書くべきだった。でも実際、通ったこともない大学で何がしたいあれが好きだとかまあ難しいなと。冷静に考えればバカなことをした。というのも、入試の前日にカタリ場の現場に行ったり、入試直後に旅行行ったり、明らかに受験生とは思えない生活を送っていた。当然のように受験していたこと自体言うと驚かれる。

 ということで、今年の4月からついに大学生という肩書をもらうのだが、まさかそれが僻地みたいな場所にある筑波ではなく家から自転車で10分かかるかかからないかのところにある東洋大学になるとは思っていなかったが、小学3年くらいのときに箱根駅伝で優勝した東洋大を見て東洋大学に入りたいと言ったことを考えるとある意味で有言実行というか、夢は叶ったのかもしれない。

 とは言え、決まってしまったことをどう喚いても現実は変わらないので、与えられた環境で真面目に頑張ろうと思う。そもそも、私大に当たり前のように通わせてもらえること自体、感謝しなければいけない。

 

 2019年の漢字は個人的には「落」がふさわしいだろう。3大学で5個の入試に落ちる、オリンピックのボランティアに落ちる、体力が落ちる、睡眠の質が落ちる、PCの性能が落ちる→買い換える、何かと色々大切なものを落としたようだ。と思ったが、よく考えてみると僕は高校受験でも第一志望の都立に推薦・一般ともに落ちた。もしかしたら、もはや僕にとって落という漢字は友達になるべき存在なのかもしれない。しかし、幸いにも高校時代単位を落とすことはなかったので単位と落という漢字は親和性がないようだ。

 2020年は、「何かを落とす」年から「何かを勝ち取る」年にしたい。昨年も十二分に自信だけはあった(それのせいで入試関係でしくじった)ので、その自信はどうにかこうにか持ちつつ、今年はしたたかさも加えたい。結局、書類審査に勝ち残るのは良くも悪くもセルフプロデュースが上手い人種で、そういった人々は幸い周りにたくさんいるので盗みながらしたたかさを身に着けてそろそろ総合的な運を上向きにさせていきたい。

 ということで、2019年にあったことは大体思い出したので、今年の目標を書く。

 

習慣系

・月に最低3冊本を読む

・月に最低1本映画を映画館で観る

・週に1回振り返りをする

 

理想系

・ベンチャーで成果を出す

・カタリ場のイノベーターになる

・団体での活動を本格化させる→法人化を狙う

 

生活系

・大学生を頑張る(入学以降具体化させたい)

・平日は朝活をする→朝に読書したい

 

 時とともに変わったり増えたり減ったりするだろうが、一旦はこれで宣言したい。

 

 と、自分以外誰が読むんだと思うようなコトをつらつらと4000字も書いてしまったが、案外書こうと思えばすぐに書けてしまったのでどうか許してほしい。と、ここまで読んでくださる方がいるのか分からないが申し訳程度に書いてみる。

 

 2020年も上野裕太郎をよろしくお願いします。