いつかの思考のための箱

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立ち上げた団体で実現したいこと

最近学生団体を立ち上げた。

 

学生団体と言っても、自分が正式に学生なのかどうかは定かではないが。

 

その名も「夢の教室

 

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この団体の名称は自分が通っていた学校の教育目標に由来する。

 

自分の通っていた東京学芸大学附属竹早小学校は「ゆめの学校」というのを教育目標かそれに似たものに掲げ、主体性を育む教育を実践していた。時間割を自分たちで組んでいたエピソードは鉄板の小学校ネタだ。他にも、「たけのこタイム」と呼ばれる、90分前後のサークルに類似した活動が月に1度ある。この時間では4年生以上の児童がやりたい活動を企画者となって廊下に掲示し、参加者を募る。そして学年関係なく、皆でそれに取り組む。

 

そんな「ゆめ」のような小学校経験が忘れられず、拗らせた結果、今回の団体立ち上げの経緯だ。

 

しかしそれだけではない。

 

この立ち上げの根底には学校教育へのメッセージが込められている。

 

政治家や教育の専門家は次世代の教育をどうするかで盛り上がっているが、では今まさにその教育を受けて育っている中高生はどうなるのであろうか。

そこに対してアプローチできるのがこの団体の強みだ。

 

僕たちはこの団体での活動を通して、「学び」というもの、ひいては「教育」というものを再定義したい。

「学び」とは本来、日常にありふれているものであるべきだ。本当に小さな気づきでも、それを気づきとして、学びとして変換すればそれは学びに他ならない。そのハードルは絶対に上がるべきではない。

しかし、世間では、知識に偏重した能力が評価される。そしてそれは模試で高い偏差値を取ることとほぼ同義であるように感じる。

 

しかし本当にそれでいいのだろうか。

高校は大学受験予備校でいいのだろうか。

それが「学び」なのか。

 

僕はそうは思わない。

 

学ぶことは「楽しいこと」ではないのだろうか。

社会を知り、自然の摂理を知り、それらを実践する。

本来の教育の在るべき形は今ここで見えているものなのだろうか。

 

この団体はそれにクエッションマークを投げる団体だ。

 

「今までにない学び」を届けるために、教科書を立体化する。

この立体化とは実際に3Dにするとかそういうことではもちろんない。

知識を「インプットするだけ」ではなく、

それを実践する場を作る。

僕はこれを勝手にPractical Studiesと呼んでいる。

 

そして、そこで得た学びを共有するためのコミュニティ形成も重要だ。

 

これらを実現した先に見えるのは、

「学校は教育の絶対解ではない」ということだ。

 

そのためにはまず、目の前にできることから一歩ずつ、トライアンドエラーを重ねながら自分の中に聳え立つエベレストに登っていきたい。